幼い頃の小さな約束





理沙の所に、一番に駆け寄る。


理沙はあたしに気づくと、心配そうな顔をした。






「もう平気なの?もっと休んでても、大丈夫だよ」




理沙はそう言って、ちらりと視線を横にずらした。


そこには、大量のお客さんに囲まれた、京香ちゃんの姿が。




優雅な姿勢と、魅力的な微笑みで大量のお客さんを魅了している。


・・・あそこだけ、別世界のようだ。






理沙は困ったように笑うと、小さく舌を出した。