あんなやつの触れたところが、なんだかものすごく気持ち悪い。 あたしはパンパンと叩いて、周りの様子を窺う。 ・・・幸い、誰にも見られていないようだ。 そういえば、ゆきは大丈夫かな?! あんなやつの相手を、一体どれぐらいしていたんだろう? あたしは、後ろに隠したゆきの姿を見る。 「~~・・・っ、ふぅ・・・っ~」 ゆきは泣いていた。大粒の涙を零して。