幼い頃の小さな約束






「理沙・・・。ありがとう」




あたしは笑って、理沙の顔を見る。


理沙は倒れかけていたあたしの体を、ゆっくりと下ろした。





あたしは、ストンと床に座り込む。





「おい、お前。その子返してくれない?今からデートするんだけど」




ふざけた男が、理沙に牙をむく。


・・・勝てるわけがないのに。