何?・・・何か、すごく怖いんだけど。 亮太のこんな顔、幼なじみなのに初めて見た・・・。 亮太は唇をぎゅっとかみ締めると、向こうへ行ってしまった。 その後ろ姿は、なんだか泣いてるようにも見えた。 あたしは一人、取り残されてしまった。 仕事をしなくちゃならないのに、体が動かない。 あたしは、何をしているんだろう? いつもだったら、追いかけられるのに。 背中を叩いて、馬鹿って言えるのに。