「おー親父!遅れてごめん、光太のやつ探してたら遅くなって」

「いいよ、いつものことだろう」


優しいな、修司さん。


「あ、遅れて申し訳ございません。佐伯さんですよね?双子の兄の葵光輔です。今後共よろしくお願いします。」


「いえいえ、いいのよ。とてもいい息子さんね、ふふっ」

優しく微笑む、お母さん。

確かに、とても紳士的な人だな。


「俺、弟の光太っす。よろしくお願いします。」

弟も弟で紳士的なのかな?


ちょっと、ちゃらい・・・かな?


「まぁ、座りなさい、光輔、光太」


しかも、どっちもイケメン・・っていうか美形・・二卵性かな。

兄の光輔のほうは、黒髪に優しい瞳。背も高いし、モデルさんみたい。

弟の光太も、茶髪にピアス口元にほくろがある、なんかホステスみたい。

「こちらは、佐伯菜々子さんと、娘の美咲ちゃん。」


「「よろしく」」

「あ、えっと、よろしくお願いします・・」



しかも、同学年なんだ・・