あれから一日たった
返事もしないままホームルームをむかえた
好きだったのに、好きだったのに…
いざとなると…
どーしよ
特等席のはずなのに今日は最悪
そんなことを思っていたら先生が小さな紙を私に渡してきた
『返事はなぁに?』
紙にはそう書かれていた
「うそっ!」
思わず大声をあげてしまった
クラスのみんなはみんな私の方を見ている
「本城…どうかした?」
先生はにっこりと笑った
先生のドS度にはびっくりだ
「なっ、なんでもないです…」
「あっ、本城は後で教材室に来いな」
コクリ、と頷きホームルームは終わった
