「だ、ダメだよセリナさんっ!」


「へ?」


「確かにガルヴァールの規則はユルいけど、だからといって、異性と一緒の部屋とか!

委員長として、容認できませんっ!!」



ガッ!と私の両肩を掴んで、力いっぱい説得してくるアレン君。ちょ、痛いって。


っていうか、クリュウは男性の姿をしてるけど本当は龍だし。


それに、今までもずっと一緒に寝てたんだけど……なにがいけないんだろう?


不思議に思いながら、とりあえず興奮している委員長を落ち着かせようと口を開く。が。



「お前……よく分かってるじゃないか!」


「セリナちゃん、さすがにそれはダメだからね!?」



感極まった表情で委員長の肩に手を置くクリュウと、

委員長の後ろから顔を覗かせ、パタパタと手を振ってダメ出ししてくるリタさんによって遮られてしまった。