昨日よりも少しでいい






私が震える腕を


押さえつけてると


将平が心配そうに頭を撫でてくれた




「ありがと……」



思い出したい私の心と


裏腹に体はそれを拒否してる



そんなに辛い事が


私の過去にはあるのかな?



それでもやっぱり………



「じゃまた明日」


「あ…うん。ありがと」



考えながら歩いてると


いつの間に家についていた