昨日よりも少しでいい






「はい」



はめられていた鍵を


将平が私の手にそっと置く



「開けなくてもいい…」


「え………うん」



将平は私の


小さく震えてる手を見て


心配そうに呟いた



「………ごめん、やっぱ…まだムリ」


「大丈夫。」








どうしても

やっぱ





怖いよ……………