心華に会って
すべて話して思いだして
俺は何て言われるだろう
また泣かせる
俺を憎む
心華のお母さんは一階の待合室で
待つから貴方は病室にゆっくりで
いいからおいでと言ってくれた
それでも足が動かねぇ
あんなに優しさをもらっても
愛する人を失う恐怖は
二度も味わいたくない。
「青野先輩!!」
顔をあげると病院の方から
心華の友達と今彼の将平くんが
走ってきた。
「さっき、心華のお母さんから
心華に会いに来てくれた人がいた
って聞いたのでっ・・ハァハァ」
俺が会いに来たっていったら
コイツらには何て言われるだろう
俺と同じくらい心華を
大切に思ってる奴らだし

