昨日よりも少しでいい





「え、じゃあ今は?!」


「?」


「あなたは今どうしてるの?!

お母さまだって確か…

他に身内もいないって……」



俺はこの人が何を言ってるのか


正直わからなかった。



「今はお母さんの友達だった人に

仕送りを貰った、り

自分でアルバイトしたり…です」


「そう…」



そう言って心華のお母さんは


少し切なく安心したように微笑んだ


その顔に


怒りも憎しみも感じなかった



「・・・・なん、でっ?」


「?」