昨日よりも少しでいい





「だから安心して加奈子。

 心配してくれてありがとう」


「……」



まだ何か腑に落ちない様子


多分優しい加奈子だから


罪悪感でも感じてるのかな…


加奈子は悪くないのに



「…そうだ!これ」



私はポッケに入れてた


小さい箱を取り出した。