如月さんのメールの行き先

中一の、ある日。
この日が涼太との出会い。



「未亜!ここが涼太くん家だよぉ!」

友達の愛梨と遊んでいると、なぜか案内された。
未亜とは、私の名前。如月未亜。

「えぇ…っと…あ、涼太くんのこと?」

話したこともない。
私のすんでるところは結構田舎。
だから学校の人数が少ない。
だから、なんとなくみんなの名前は知っている。
でも……

顔が思い出せない。

「今日はですねぇ、なんでここに案内したかと言うと…」

もったいぶらずに早く言えや愛梨。

「実は、涼太君が、未亜のメアドを知りた行って言うからなのデス!」

…へぇ?

「えっ、なんで!?いや、そのえっ!?私接点ないのになんでよ?」

正直喋ったこともない。

…あ、顔思い出した。
結構イケメンくんだったよなぁ…。

ってそうじゃない!!

「まぁ気にしない気にしない✩」

「っていうか、わざわざ家くる必要ないよね…」

なんで家きたんだろ…普通に愛理が私のメアドを涼太くんに渡せばいいものを…

「まぁ、そこは気にしないのぉ!✩」

「まぁいいか…涼太くんメアドほしがってたんだよね?愛理から私のメアド教えておいてよ。」

今私が愛理に涼太くんのメアドを聞けばいいんだけど、私からメールはしたくない。

「りょぉかぃ✩」

愛理は自分のiPhoneを取り出し軽く左右に振ってスキップし、歩き出した。

…これが、涼太とのメールのきったけだった。