こんな能力(ちから)なんていらなかった




 優羽が食い入るように見つめるその画面には、

花のように笑う、



見たこともないくらいの美少女がいた。




 たまに流にセンス可笑しいよと笑われるから自信はないが、……取り敢えず、自分の中では一番と言い切れるほど可愛い女の子。


「これ、本当にさっきの子……?」

「信じられないけどそうなんだよな」


 俺も最初気付かなかった。と紫音は笑っていた。


「よく眼鏡外すと変わる子はいるけど……」

「こいつはレベルが違うよな」


 紫音の言う通りだ。
 ……いや、もうレベルというより次元が違う。


 本当にこれは同じ人間ですか?と言いたくなるほどの美少女が変わらぬ笑顔を浮かべて優羽を見ていた。


 もう一度さっきの写真を見る。
 そして戻る。


「……何でこの子こんな格好してんの?」


 こんなにも可愛いのに、何故わざわざそれを隠しているというのか。

 見れば見るほど、不思議に思えてくる。


 可愛い方が絶対に得だ。
 それはどの世界でも絶対に変わらない。


 みんなが欲しがるような容姿を持っていて何故この子は隠すというのか。