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「なんかいいことあったの?」
「……わかる?」
葵は分かるわよ、と不機嫌そうに言った。
優羽はその視線に負けて小さな声で今朝のことを話した。
「……つまり、夜這いされたってこと?」
「違うよ!」
葵ははーぁと溜息をついた。
「何であの男の片棒担がなきゃいけないのよ……」
「?」
優羽の方をチラリと見ただけで葵はまた溜息をつく。
「優羽のためとはいえ、腹立たしいことこの上ないわね」
「どうゆうこと?」
「なんでもないわよ」
葵はもう一度溜息をつく。
「あ、そうだ」
「うわっ!?」
葵の突然の行動に度肝を抜かれる。
「なんでスカート捲んの!?」
「今日はちゃんと履いてるかなぁと思いまして」
「昨日はうっかりだって!」
葵にじと目で見られる。
「うっかりブラし忘れることは滅多にないわよ?」
「それは……すいません」
それが露見したのは昨日。
朝寝坊して急いだら黒パンとブラつけていくのを忘れた。


