「あ、最後ですね!司の彼女の琴音!」
「あたし、新島琴音(ニイジマコトネ)!よろしくね!さなっ」
「あ、はいっ!よろしくお願いします!ことねさんっ」
「さな……めっちゃ可愛い~////りゅうには勿体ないくらい~」
そう言って、ことねさんに抱きしめられる、あたし。
「そそそそ、そんなことないです!」
「えーあるあるっ////肌もツルツルでスリスリしたくなっちゃう~!あ、でも、もう少し食べなきゃ!細過ぎっ」
そう言って、スリスリてしくることねさん。
スキンシップが好きなのかな……。
「おいっ琴音。そろそろ止めておいたほうがいいんじゃないか?」
「え?なん……」
そう言いかけて、あたしを離した。
ことねさんの見た方向を見ると、地面をみて、何にも喋らない。
怒るというよりは、落ち込んでいるように見える、りゅうくん。
「ごめんね。りゅう、意外と嫉妬深いのかもね~!さな、行ってあげて?……あ、これあたしのメアドと番号!あとで、登録しておいて!これから、よろしくね!」
ことねさんはあたしに耳打ちして、司くんとお弁当を食べ始めた。
