「はいっこちら、瞬でーす!」
「お前、適当だな」
笑いながら、りゅうくんに言う。
「こっちは、早く弁当食いたいんすよ」
りゅうくんも笑いながら言う。
あたしからみて、2人はいつもこんな感じにコミュニケーションをとっているんだな~ってわかる。
「俺、相葉瞬(アイバシュン)!さなちゃんだっけ?よろしくね~」
「はいっよろしくですっ」
「敬語使わなくてよくね?あ、俺のことはしゅんって呼んでくれていいから~」
「はーい!わかりました!」
「じゃ、瞬ちゃんまたねー」
「はやくねっ!?……嘘うそ。またね~」
「あの人、話し出すと長いんですよ」
呆れたように、あたしに言ってくるりゅうくん。
「そーなんだっ!」
「はい」
呆れたように笑いながら頷くりゅうくん。
本当に仲がいいんだって思う。
