それから、すぐにお昼の時間になった。
「さーなっ!一緒にごはん食べよ~」
んふふって、すごく可愛いスマイルで言ってくる、りゅうくん。
きゅんっ
あ、まただ……
な、なななにこれ?
まさか、病気?
これは心臓病とか……。
えええええー!やだやだ。
高校生になったばっかりだよ?あたし。
それでいきなり入院?!
ありえない。ありえない。ありえなーーい!
「さな?どうしたの?」
りゅうくんが、あたしの顔を覗き込んで聞いてきた。
あ、近い。
な、ななななんでだろ……。
ドキドキして……顔が、いや全身が熱い……。
「だだだ大丈夫だよ~」
「そ?ならいいけど」
りゅうくんスマイルがあたしに向けられる。
きゅんっ
また……これは一体何?何なの?
