「りゅうっ!早くおいらたちも紹介して~」
「あ、ああ、皆さんいたんですね」
「りゅう、またそんなこと言う~!りゅうがおいらたちを呼んだんでしょ」
「あっ!そーでしたね!……ふふ。忘れてました」
「こちら「おいら、成瀬智(ナルセサトシ)!おいらはね、釣りが好きなの!今度、一緒に行こう!教えてあげるっ」
「はい、ダメー!なるちゃん。残念です。さなは、船苦手ですよね?」
えっ……別に苦手じゃないけど……。
でも、りゅうくんがめっちゃ見てる……。
「えっ……う、うん…」
「ええー!りゅうと一緒で船ダメなの?……残念だな……」
「ご、ごめんなさい……」
「んふふ。いいよ~。これからもよろしくね~。おいらのことは、智でもなるちゃんでもなんでいいからね?」
そう言って、あたしの頭を撫でてくれる。
「あ、はいっ///じゃ、さとしくん」
「あーい//」
「ちょちょちょちょっと、俺のさなに触らないでくださいよっ!」
「あ、わりいわりい」
「あなたさ、絶対悪いと思ってないでしょ」
「えっ!」
ふふって笑う、さとしくん。
