コイゴコロ。




教室につくと、みんなが一斉にこっちを見てきた。

特に女子の目線がたぶんきっと、睨んでて……怖い。

あたしが下を向いていると、
「さな?どうしたんですか?」
と、りゅうくん。

「あ、ああいや……なんでもない」

「本当に~?!」

「ほ、ほ本当にっ!」

「そ。なんか、あったらいつでも言ってくださいね?」

「……はい」


あたしの返事を聞いた後、りゅうくんは時計を見た。

「あっ、じゃあ始まるまでまだ、時間あるんで、簡単に俺の友達紹介しますね?」

「あ、うん///」