コイゴコロ。




「ねー、あなた名前は?」
と、聞かれたあたし。

「あ、あたし前田咲菜(マエダサナ)」

「へ~さなね。俺ね、二宮龍(ニノミヤリュウ)。りゅうって呼んでっ」

「う、うん!わかった。よろしくねっ!りゅ、りゅう……くん?」

「んふ。なんで疑問系?」

「あ……いや……ごめんなさいっ」

「ふふ。さなさ、謝りすぎっ////」
ぽんぽんとあたしの頭を撫でるりゅうくん。

「あう……////」

「ふふ。あうって何ですか~?」

「い、いえ。なんでもないですっ/////」

「顔赤いですよ? 大丈夫ですか?」
からかうように言ってくる、りゅうくん。

「だだだ大丈夫/////」

「ふふっ。全然大丈夫そうじゃないんですけど」
また、からかうように笑いながら言ってくる。

「……あ…う////」

「学校……行きます?///」
照れ笑いをしながら、聞いてくるりゅうくん。

「は、はいっ//」

「ふふ。いい返事。……あ、学年同じだから、敬語使わなくていいですよ」

「う、うんっ///」