君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~

このまま副社長に付き合っていたら、溜まりにたまった仕事が終わらなくなってしまう。

話を聞きながらも自分のデスクへと向かう。


「本当に?」


「当たり前じゃないですか」


今朝の一件でより一層辞められなくなっちゃったわよ。
副社長があんなにも秘書課のみんなに嫌われているんだから。


デスクを見ると、代わりについてくれた秘書課の子達からの伝言メモが沢山貼ってあった。


「ふーん...。そっか。...あっ!ちょっと櫻田さんに見てもらいたいものがあるんだ!」


「えっ...?」


そう言うと副社長は駆け足で副社長室へ行くと、何かを持ってまたすぐに戻ってきた。


なんだろう?


「これ見て」


そう言って差し出されたのは、綺麗な女性が写った写真。


「えっ...。これってもしかして...」


「そう。お見合い写真」


やっぱりそうよね。
写っている人、着物姿だし。


「じいさんがうるさくてさ。早く結婚しろって」


「会長がですか?」


まぁ、でも当たり前よね。副社長も40だし。そろそろみをかためてもらわないと会社的にも色々と不味いんだろうし。


「正直俺さ、全く結婚願望がないんだよね」


「そうなんですか?」


「あぁ。どうも気の合う女性ってなかなかいないしさ」


そりゃそうよ。
なかなかいないでしょう。


「それに結婚したいなーって思える女性もいなかったしね」


「はぁ...」


いつまで続くのかしら、この話。
早く仕事したいんだけどな。