君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~

「...よし、こんなものかな?」


家中をきれいに掃除し終えて、一息つく。


「明日から仕事、か」


ちょっと周囲の反応が怖いけど、今の私ならきっと大丈夫。


「現状維持、できるかな?」


結婚したらちゃんと家事が続けられるようにと、まず部屋の掃除をしたけど一週間後も今のきれいな現状が保てているか不安がある。


「いやいや、できるかな?じゃなくて出来る!んだ」


私にできること。小さなことからだけどちゃんとやろうって思った。
だってこの前みたいにあんな汚い部屋を見られた挙げ句、圭吾さんにきれいに掃除されちゃうなんてこと、何回もあってはならないことだし!

...まぁ、圭吾さんはそういう面では期待していないかもしれないけど。

それでも少しでもいいから圭吾さんにとっていい奥さんでいたいし。


「奥さん...に、なるのよね?」


彼女から奥さんになる。
それだけで堪らない気持ちになる。


「圭吾さん、早く帰ってこないかな」


今日離れたばかりなのに、もうこんなにも会いたい。


ーーーーーーーー

ーーーー


「今後は今回のようなことがないようにして下さい」


「はい、本当にご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありませんでした」


次の日の早朝。朝一番に人事部長の元へ謝罪へ向かった。


「失礼します」


部屋を出ると同時に漏れる溜め息。


...緊張した。

久し振りのオフィス。謹慎明けということもあって朝から緊張しっぱなし。


あとは秘書課の皆さんに謝罪して。

そんなことを考えながらも秘書課へと向かう。