君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~

「私も圭吾さんとずっと一緒にいられないのが凄く寂しくて、辛くて...。
だけど、向こうで生活するなんて考えられなくて...」


そんなことを理由にずっと逃げていた。

私は無理って。

誰も知り合いなんていなくて、文化も違くて、言葉も通じない。
そんなところじゃ暮らせないって。

自分のことばかり考えては、圭吾さんとの未来からずっと目を背けては逃げていた。


なのに圭吾さんは私のことちゃんと考えててくれて...。


「...私、恥ずかしいです。自分自身が。自分のことだけしか考えていなかった自分が恥ずかしいです」


こんな私なんかでいいんですか?って聞きたいくらい。


「バカだな、菜々子は」


ぐっと距離を縮められて、至近距離で見つめられる。

あまりの近さに胸の鼓動が早い。


「恥ずかしくていいよ。...どんな菜々子でも受け入れる。...守っていくから」


「圭吾さん...」


「だから俺と結婚してくれませんか?」


「...はい!」


我慢できなくなり、そのまま圭吾さんの胸に飛び込む。

背中に腕を回すと圭吾さんもぎゅっと私を抱き締めてくれて。

幸せすぎてまた涙が溢れてくる。


圭吾さんが好きで好きで、大好きで。


私も圭吾さんがいない未来なんて考えられないくらい好きで。


この気持ちを伝えたいのに、言葉が出なくて。


「好きだよ、菜々子」


「私...も」


何度も何度も呪文のように心の中で唱えた。


圭吾さんが大好きって。