君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~

「菜々子...。俺、日本に戻ってくるから」


「えっ...。でも...」


しばらく戻れそうにないって...。


「異動願を出す。...それでもダメだったら会社を辞める」


「...えぇ!?」


やっ、辞めるって...。


「...知り合いから何度か話があったんだ。うちで働かないかって。だけど中途半端なまま投げ出したくなかったし、やりたい仕事だし、職場環境も良かったからな。でも今は違う。海外支社の方も軌道に乗ってきたし、もう俺がいなくても大丈夫なくらい人材も育ってきている。
それに、今からまた新しいことを始めるのも今がチャンスだって思うんだ。
俺も歳だしな。...もし今の仕事を辞めたら、収入も減るだろうし、迷惑かけるかもしれない。
でも俺は菜々子がいない生活はもう考えられないんだ。...俺と結婚してくれないか?」


夜景のきれいなロマンチックな場所。
大好きな人にこんな素敵なプロポーズをされて、涙が出ないわけがない。


「泣いてたら分からないだろ?」


そう言うと圭吾さんは右手を離し、涙を拭ってくれた。


そんな圭吾さんに私はただ頷くことしか出来なくて。


嬉しすぎて胸が苦しかった。
だって圭吾さんは私のことを考えてくれていたから。

なのに...。


「圭吾さっ...。ごめんなさい、私は自分のことばかりでっ...」


「えっ?」


だってそうでしょ?