君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~

「...本当にバカだな、菜々子は」


「えっ?」


「俺だったら、頼って欲しいけどな。悩みでも愚痴でもいいから、一番に聞いてあげられる存在でいたいって思うし」


翔ちゃん...。


「昔からそうだけど、菜々子は一人で頑張りすぎ。それがいいところでもあるけど、もう少し甘えてもいいんだよ」


そうなのかな?


「でも離れて生活している分、迷惑じゃない?」


会えないのにこんな話されても嫌になられない?



「迷惑に思うわけないだろ?逆に聞くけど、菜々子は東野さんがそう思う人間だと思っているのか?」


「それは...」


そんな人じゃない。そんなの誰よりも一番分かっていたはずなのに。

ならどうして私は圭吾さんに話すことが出来ずにいたんだろう。


「合えない分、不安や見えなくなる部分もあると思うけど、菜々子達は違うだろ?会えない三年間も思い合えていたんだから。...もう気持ちを我慢しなくていいんだから、なんでも話せばいいんだよ。東野さんと」


翔ちゃんの言う通りなのかもしれない。私、圭吾さんに会えない時間が当たり前すぎて大事なことを忘れていた。

離れているから。じゃなくて離れているからこそ会えない分、沢山話さなくちゃいけなかったのに。

仕事のさまたげになるんじゃないのかな?
私の話を聞いたら疲れちゃうかな?とか色々な理由をつけて今まで話さなかったことが沢山あった。


なにやってたんだろ。
どんな圭吾さんでも好き。とか、私にはなんでも話して欲しいって昔の私は散々圭吾さんに言っていたくせして、自分が出来てないなんて。



「...早く幸せになれよ、菜々子」


「うん...。ありがとう翔ちゃん」


帰ったら圭吾さんにちゃんと話そう。
一連のこと。私が感じたこと。思ったこと。

...それに両親に言われたことと、私の気持ちも全て。


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「...とは言ったものの...」


早速帰宅後すぐに圭吾さんに電話したけど、留守電で繋がらず。
留守電に残しておけばかけ直してくれるだろうと、ずっとスマホを持ち歩きソワソワしていたのに気付けばもう月曜日の夕方を迎えてしまっていた。