さっきの橘さんの言葉と、圭吾さんの姿が頭から離れないけど、でもいつまでもここにいるわけにはいかない。
そう思い給湯室を出て副社長室へと向かっていると、反対側からこちらに向かって歩いてくるのは、圭吾さんだった。
「圭吾さん…」
思わず足が止まる。
それは圭吾さんも同じで、私の声に気付いた圭吾さんの足も止まる。
「菜々子…」
私を呼ぶ声はいつもと変わらないのに、なんで素直に喜べないんだろう。
空港での言葉が引っかかっているから?それとも副社長の件があるから…?
先に動き出したのは圭吾さんで、ゆっくりと私の方へと近づいてくる。そしてなぜかいきなり掴まれる腕。
「え…圭吾さん!?」
そのまま歩き出し、さっきいた給湯室の中に連れ込まれる。
するとそのまま圭吾さんに抱きしめられてしまった。
一瞬にして大好きな圭吾さんの匂いに包まれる。昔と変わらない香水の匂いに。
「…菜々子が好きなのは俺だろ?」
「えっ…」
急に掴まれる顎。強制的に上を向かされると、そのまま口を塞がれる。
「…ンっ」
キスされるなんて思ってもいなかったから、無防備にも声が漏れてしまった。
なにも言えないまま次第に深くなっていくキス。
そう思い給湯室を出て副社長室へと向かっていると、反対側からこちらに向かって歩いてくるのは、圭吾さんだった。
「圭吾さん…」
思わず足が止まる。
それは圭吾さんも同じで、私の声に気付いた圭吾さんの足も止まる。
「菜々子…」
私を呼ぶ声はいつもと変わらないのに、なんで素直に喜べないんだろう。
空港での言葉が引っかかっているから?それとも副社長の件があるから…?
先に動き出したのは圭吾さんで、ゆっくりと私の方へと近づいてくる。そしてなぜかいきなり掴まれる腕。
「え…圭吾さん!?」
そのまま歩き出し、さっきいた給湯室の中に連れ込まれる。
するとそのまま圭吾さんに抱きしめられてしまった。
一瞬にして大好きな圭吾さんの匂いに包まれる。昔と変わらない香水の匂いに。
「…菜々子が好きなのは俺だろ?」
「えっ…」
急に掴まれる顎。強制的に上を向かされると、そのまま口を塞がれる。
「…ンっ」
キスされるなんて思ってもいなかったから、無防備にも声が漏れてしまった。
なにも言えないまま次第に深くなっていくキス。



