君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~

翔ちゃんがそう言うと、二人とも恥ずかしそうに顔を見合わせる。

「マジかよ!翔太が父親!?」

「おめでとー!びっくりしちゃった!」

そっか。だからさっき翔ちゃん…。

「…ありがとう。宏美の妊娠が分かって引っ越ししたんだ。三人で住むには前のアパートだと狭かったし、防犯面も不安だったしな」

そうだったんだ。だから急に引っ越しなんてしたんだね。宏美ちゃんが心配だから。

本当に翔ちゃんってば宏美ちゃんにべた惚れじゃない!

「なんだよーみんなして幸せになりやがって!後は私だけじゃねぇかよ」

「そうだぞ。早くいい相手でも見つけろ。俺も菜々子もそれだけが心残りなんだからな」

あ…、そうか。翔ちゃんは知らないのか。桜子に好きな人がいるってこと。

「バカ翔太!私にもちゃんと好きな相手くらいいるっつーの!!」

「…は?」

「嘘…本当ですか!?」

桜子の突然のカミングアウトに二人とも驚いている様子。
翔ちゃんに至っては全く信じられていないようで。私を見てくるものだから、思わず笑ってしまった。

「翔ちゃん、桜子の話は本当だよ。ちゃんと好きな人がいるみたい」

「…本当にか!?」

そう言いながらも嬉しそうに喜ぶ翔ちゃん。

私達、どんどん大人になっていって色々なものが変わっていくけど、変わらないものもあるよね。何年経っても私達が幼馴染であることには変わりないし、こうやってお互いのことで嬉しくなったりしちゃうし。
きっとこうやってこれからも環境は変わりながらも歳を取っていくんだろうな。