君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~

そう。来週には圭吾さんが帰ってくる。いつもみたいに一時帰国なんかじゃなくて、ちゃんと日本に。
これからは毎日一緒にいられるんだ。

「なんだよー。翔太の引っ越しなんかより全然めでてじゃん!もう一回乾杯しようぜ」

「あっ、じゃあ冷蔵庫から新しいビール持ってきますね」

そう言いながら宏美ちゃんが立ち上がろうとしたとき

「いいよ、宏美。俺が持ってくるから」

そう言うとすぐに立ち上がり、キッチンへ取りに行く翔ちゃん。

「やだー、宏美ちゃんってば本当に翔ちゃんに愛されちゃってるわね」

「本当だな。見てて気持ち悪いくらいだ」

「おい、桜子。そんなこと言ってるとビールやらねぇぞ?」

桜子の悪口はしっかりと翔ちゃんの耳に聞こえていたようで、ビールを持って不機嫌そうに戻ってきた。

「あー!!嘘嘘!だからちゃんとビールはくれよな!」

「ったく。調子いいんだから」

そう言いながらもちゃんと桜子にビールを渡す翔ちゃんは相変わらず優しい。

「…あのさ、二人に報告したいことがあるんだ」

「え…なに?」

乾杯しようかってときに、急にそんなことを言い出した翔ちゃん。

「…実はさ、宏美今妊娠三か月なんだ」

え…妊娠三か月って…。

思わず桜子と顔を見合わせてしまった。

「一応来年の春、出産予定…」