君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~

「最初は緊張したけど、楽しかったよ」

「楽しかった…ですか?」

私も圭吾さんの隣に座る。

「あぁ。楽しかった」

そう言って笑う圭吾さん。

「…どんな話をしたんですか?」

気になる。お父さんと圭吾さんがどんな話をしたのか。

「菜々子には悪いけど、こればかりは言えないな。お父さんと俺だけの秘密」

「えぇ!?秘密ですか!?」

そんな!

「あぁ。男同士の話だよ」

そう言うとまるで誤魔化すように私の頭を撫でる圭吾さん。

そんな風にされちゃうとますます気になっちゃうんだけどな。
だけどそんなこと言われちゃったら、もうこれ以上なにも聞けないじゃない。

「…分かりました」

こう言うしかない。

「…菜々子、おいで?」

「え?」

隣に座っているというのに、なぜか手を広げておいでと私を呼ぶ圭吾さん。

え!おいでって…。こんな至近距離なのに?

「…菜々子?」

それでもいまだに手を広げて私を待つ圭吾さん。そんなことされていたらもういくしかない。

ちょっとだけ圭吾さんに近づき、圭吾さんに抱き着く。すると両手でぎゅっと抱きしめてくれて。大好きな圭吾さんの胸の中。いつもと場所が違うだけで凄くドキドキしてしまう。