- 黒 の 魔 法 -


入ってきたのは


茶色の髪の男と、可愛らしい金髪の男だった。



二人が椅子に座ると同時にメガネ男が入ってきた。


「えー、こんにちは。僕は樹 秀徒(いつき ひでと)です。僕は三年生でハウ寮です。少しの間君達の担当につきました。」


青眼鏡を少しあげる、黒髪男。

青眼鏡…黒髪って、ややこしい…


「えー、では、まず自己紹介をしていきましょう。右側の君からお願いします」


指さされたのは可愛いらしい金髪の男


「えぇー!僕から?
もー、僕はサフィン・レオです。レオと呼んでね!X組だよ。よろしくね!」


可愛い…猫耳が見える…


樹先輩が隣の男を見て頷いた。「次、よろしく」の合図なのだろう。


「俺は遊馬 蓮だ。X組。よろしく」


わぁ、クールですねぇ。