- 黒 の 魔 法 -



四條は私の方見ながらスマイルを見せている。


私は無言でそいつの前を通り、すずの手を引っ張り奥の椅子に座った。


いわゆる、シカトだ。


「姫ー、冷たいなぁ。え、照れてるのですか?いわゆる、ツンデレですね」


私の顔は照れてるのではなく、逆に青ざめている。


「ツンデレではありません。四條君?」


私は、笑みをみせた。だが、目は少し開き、上から目線のように笑ってあげた。


「姫ー、怖いですよ。私は姫の天使のようなスマイルがいいです。」


うざい…


すずはちょっと面白がっている。


すると、足音が聞こえてきた。一人じゃない。ってことは、残りの2人?