- 黒 の 魔 法 -



すずは何故か顔が赤かった。


「姫…綺麗な足に傷が…」

と言いながら足にキスをした。


「ええええ!?あの、あの、貴方さんはどちら様さんでふか?」


出た!すず…日本語言えてない


「ふっ…、こんにちは。私は姫と同じ寮の四條 仁(しじょう じん)と言います」

と、紫色の髪の男はそう言った。



「えっ、あっはい。よろしくです!えっと…私は」


「高松 すずかさんですよね」


「な、な、なぜ知ってるの?」

すずは驚いている。

「姫の名前を知らない王子っているかな?」




私は思った。

こいつ、四條 仁は女たらしだと


「あれ?もう一人姫がいましたね。すみません姫…気づかなくて」