- 黒 の 魔 法 -





「く、黒木。是非、その二人に自己紹介してもらいたい。お願いだ…」


そう言い、先生は弁慶の泣き所と額を床につけた。



つまり、「土下座」だ。


「どうする?ハク、コク」


「僕はいいよ」


「俺もだ」



二人は顔を皆に見せた。



皆は思わず唾を飲み込む。



それは、あまりにも美しすぎるからだ。



ふわりとえくぼを見せて笑うハク



照れてほっぺがほんのり赤いコク



誰も一言も声を出さない。


いや、出せない。