- 黒 の 魔 法 -



「次ー、黒木よろしく」


もう私の番か…


黒板には、


名前 出身 属性 魔力


と書かれている。その内容を言えばいいのね…


「黒木リア ロウブレイン中学 属性、魔力は秘密ってことで」


クラスがシーンとなった。


かすかに聞こえる声は


「ロウ中学って…有名な馬鹿中じゃね?よくS組に入れたな」


「馬鹿中だから属性とか言えないんじゃないの?めっちゃ弱いのだったりして」


そう、私は馬鹿中出身。


つまらないよね?名門中学なんて


「次ー赤高よろしく」


「赤高 俊(あかたか しゅん)だ。ジニエス中出身だ。属性は火、雷だ。魔力は一応100万だ。よろしく」


赤髪の少年はそう言った。


クラスは騒がしくなった。


「赤高くんかっこいいー!しかも、二つも魔法使えるんだよ!100万とかS組1番だよね!」


「それに世界2位のエリート中学生よ!顔もモデル並だわ‼︎」


ざんねん!私9999万…

エリート中学生だからって強いわけじゃないんだ…