- 黒 の 魔 法 -



「あれあれー?君もX組?」

そこにいたのは猫耳のような金髪に水色の目をした美少年だった。


「おぅ」


「僕と一緒だね!僕の名前はサフィン・レオだよ。よろしくね」



「俺は、遊馬 蓮だ」


「魔力どのくらいだったー?」


「400万」


「すごいねー!僕300万だったよ」


ここでも、俺が1番か。


小さい頃から俺の魔力は1番だった。


幼稚園、小学校、中学校…


やっぱ俺なんだな。つまらない…


「蓮?どーしたの?」


レオは首を傾げながら聞いてきた。


「考え事してただけだ」


「ふぅーん」