高校生になってから、二ヶ月が過ぎた。





6月

もう少しで文化祭




友達もできて、



楽しい日々を過ごしてた





佐藤 まゆり。


16歳の、高校一年生。

割とばか





同じクラスの あずさ と りな


最初は誰にも話しかけれなかったのに、この二人のおかげで、楽しく過ごせてる。






「ね!佐藤さん、まゆりってよんでいいー?」

「うちのことは、りなで!」

「てか、LINEやってる?笑」

「なにそれ!あずさ出逢い厨じゃん!」

「まゆり逃げろー!」

「まゆりー!!」

「あははww」












わたし達は気づけばこのメンバーでいた

「高校って、なんか時間すぎるの早いよねー。」

「わかる!!てか、高校生で非リアって悲しい…笑」

「「彼氏ほしー。」」


「あたしね!好きな人…できたかも!」



あずさがいう。



「え、誰ー?笑」

「教えて!」



「二年の、王子!」

「王子って…?」


「え、まゆり…しらないの???!」



王子…なんか聞いたことあるかも。



たしか2年なのに、理事長の孫ってことで生徒会長なんだっけ



王子スマイルとかいわれてるよね。


相当かっこいいらしいけど



顔だけでしょ←





「んー、聞いたことあるかもー」


「かっこいいよねー王子…」


「顔だけじゃない?w」

「まゆりばかー?!」


あずさが騒ぐ

「王子はね!


成績優秀

容姿端麗

しかも金持ち

スポーツ万能

優しい!


どこにも欠点なんかないのよ!!!」


熱弁…。。。


「ふーん。」

「ふーんってあんたw」

「興味無いもん。」

「あー…ま、まゆりには無縁よね」


そう。恋なんて




誰かが勝手にして、泣いて笑って


私には無関係だもおってた




無縁だって。