「不良だからって偉そうにしてると、痛い目見るよ。」 握り飯を食い終わって、包んでいたラップを俺に投げ渡す。 何か.........調子狂う 「お前、名前は?」 「小路日向。いちお、同じクラスだよ。」 小路日向......か。 しかも同じクラス。 だから見たことがあるのか。 「滅多に学校来ない不良君には、わからないか。」 バカにしたように笑う女、もとい小路。 いちいちムカつく。 「ケンカ売ってんの?」 「売って欲しいの?」 ニヒルと笑う小路は、俺にホースを向ける。