絡む奴らもそれなりに有名な不良だったりして、恐れられていたりする。 なのに、だ。 この女、顔色一つ変えないでコキ使いやがって。 「聞こえないの?障害者?」 「...............」 しまいには障害者扱い。 俺の怒りメーターがMAXに達しそうだ。 「誰が障害者だ、くそ女。」 そこにあった小さな握り飯を手に取り、それを思いっきり投げつける。 が、結構な至近距離にもかかわらず、それを簡単にキャッチした。 なんて奴だ。