「小越哲也(オコシ テツヤ)です!先程は、助けていただきありがとうございました!!」
一通り手当させられたところで、
ご丁寧に自己紹介された。
「怪我までさせてしまって......何かお礼をさせてくださいっ!」
「いいよー、そんなん。俺らはただ、暴れたかっただけだし♪ね、七瀬クン♪」
晴人は俺の肩に腕をまわす。
..............重い。
肩いてぇよ。
「...........ああ。礼とかいらねえから。それと、気ィつけて帰ろよ。この辺は危ねえから。」
晴人の腕を払い、学ラン野郎、もとい哲也にそう言って、足を動かす。
「七瀬、どこ行くの?」
「帰る。」
「えー?もう帰るのー?まだ遊びたいのにー。」
後ろでグチグチと垂らす晴人。
さらにその後ろから、哲也が叫ぶ。
「あ、あの!!名前、教えていただけませんか!?」
名前だ......?
んなもん知ってどうなんだよ。
「俺はねー、戸部晴人クン♪ピカピカの高校2年生でっす♪」
「晴人さん.......ですか。」
「あ、そうそう。キミはいくつなの?」
「ぼ、僕は14歳で、です!中3です!!」
へー.....
やっぱり年下か。
何となくそんな感じだろうと思ったさ。
「んじゃ、てっちゃんな♪俺のことは特別に、晴兄ちゃんって呼・ん・で♪」
「それはテメェが呼んで欲しいだけだろ、ばか。」
キャピッとウィンクする晴人の頭をスパコンと叩く。
はっきり言うと、きしょい。
「あの、貴方のお名前は.......」
「.......あ?俺は名無しのごんべだ。」
「古典的なウソ言わないよ、七瀬クン。」
しょうがねえだろ、面倒なんだから。
早く家に帰りたくてたまんねーんだよ。
あー、眠い

