「がはっ!!」
男は一撃でぶっ倒れた。
ざまあみろ、カス。
他の男たちは晴人がやったのか、みんなボロボロで倒れている。
「七瀬ーー!!死んだらやだ、死ぬな!!」
「生きてるだろうが。」
今にも泣き出しそうな晴人の頭を軽く叩く。
その反動で、頭が少し痛くなる。
「ややや、ヤバイよ、どうしよ....ッ!!と、とりあえず手当!!手当しなきゃ!!」
学ランはあわあわと慌ててカバンから何かを取り出した。
「傷、見せたくださいね!!」
学ランはそう言って、頭に触れて来る。
その瞬間、ヒヤッとする感覚に襲われた。
「血はでてないみたいですけど、腫れてるので、保冷剤で冷やしますね。包帯で固定するので、家に帰るまではこのままで。」
素早い手つきで包帯を巻かれる。
つか、何で保冷剤なんか持ってんだよ。
テメェのカバンはドラえもんのポケットか。
「貴方も傷だらけ!!手当しますよ!」
「え、俺?俺はいいから。」
「ダメです!」
晴人にまで目をつけて、手当をしていく。
そんな晴人は絆創膏だらけ。
ミイラみたいで笑えてくる。

