「にーちゃんたち、何してんのー??」
晴人の軽快な声が、路地裏に響く。
相当楽しんでる証拠だ。
「あぁ!?ガキには関係ねぇだろ、引っ込んでろ、チビ!!」
「チビ.......?」
おいおい。
晴人にンな事いったら終いだぜ。
「上等だゴラッ!!テメェの腐ったその顔をグチャグチャにしてやんよ!!」
完璧キレた晴人は、男の顔面に殴りかかる。
男はそのまま殴られて、後ろに倒れる。
「何してくれんだ、このクソチビ!!」
あーー....だから言うなって。
後がなくなるぞ。
「また言ったな........??」
途端、晴人は目をギラつかせる。
.........ダメだ、こりゃ。
「チビはチビでも、テメェらよりは強ぇよ!!全員まとめてかかってこいよ!!俺がぶっ殺してやんよ!!」
チビと言った男に、晴人の飛び蹴りがきまる。
立て続けに、アッパーやら右ストレートやらが決まっていく。
このままだと俺の出番は来ねえな。
小さくため息をついて、怖さで腰が抜けたのか、しゃがみ込む学ランに手を伸ばす。
普段は手なんか差し出さないんだ、感謝しろよ、学ラン野郎。

