ま、余計なこと言ったらシめればいいや。
「ところでお前、泊まる場所決まってんのか?」
不意に聞いてみると、晴人は苦笑した。
こりゃ、ねえな。
しょうがねえ。
「しばらく泊まるか?」
「いいの!?」
「嫌なのか?」
「全く!!泊まる、泊まらせてください!!」
そう言って土下座する晴人。
見た目はあれだけど、以外とちゃんとしてる奴。
「.......ああ。」
「ありがとーー!!七瀬だいすき!!」
嬉しそうな顔で俺に抱きついて来る。
これがなければウザくないんだが.....
「そーいや、しばらく暴れてねえーよな。ななせもストレス溜まってんだろ?暴れに行くか?」
暴れに行く
といっても、暴れてる奴らを殴るだけなんだがな。
自ら暴れる真似はしねえよ。
色々と面倒だからな。
「.......行くか。」
「やった!!最近、ゲーセン近くで暴れてる奴らが多いらしいぜ!」
あそこか.....
あそこは治安が悪いからな。
カツアゲが主な犯行だろう。
「........先に飯食ってからな。」
腹が減っては戦はできんっつーからな。