「.......いや、ないな。」
「はあ!?」
ありえん、絶対ありえん。
好きどころか、むしろ嫌いの分類にはいる。
そりゃ、勉強教えてもらったのは少しぐらい感謝してるけどよ....
「あいつの態度は気に食わん。」
この俺に向かってバカだの障害者だの........
グシャッ......
思いますだけで腹立ってきた。
「七瀬クン、パック潰れてます.....」
無意識のうちにパックを潰していたらしい。
持っていたパックはグシャリと曲がっていた。
「とりあえず、俺はあいつなんか好きじゃねえ。勘違いすんなよ。」
「んー.......わかりました。」
晴人はそういうも、未だニコニコとしている。
こいつ、本当にわかってんのか?