あー.........取りに行くのめんどくせえ。 頭を掻きながら、来た道を引き返す。 こういう時、どこでもドアが欲しいよな。 行き来すんの、面倒だし。 そんな夢見る俺が馬鹿らしい。 「........は?」 教室の目の前につけば、小路の声が聞こえた。 その声色は、どこか怒っているようにも聞こえる。 どうしたんだ? 教室に入らず、隠れるかのように身をひそめる。 いやいや、何してんの俺。 別に普通に財布取りに行けよ、俺。