それからは部活も勉強も、人一倍頑張ってきた。
その成果が出たのか、中学最後の大会は優勝し、テストだって上位を占めていた。
「城木、この調子で頑張れよ。」
担任は、いつもそう言って頭を撫でてくれた。
でも..........
「もう中学生なんだか、現実見なさい。そんな馬鹿なことに夢見ないで。」
三者面談の時。
「母さん...........俺、本気でこの高校に行きたいんだ!バスケがやりたいんだ!」
母親は、俺の夢を貶した。
俺は何度も説得したんだ。
担任だって色々言ってくれた。
けど母親は、
「バスケやったって、将来どうにもならないでしょう。それだったら、いい会社に勤められるようにしなさい。」
きっぱりそう言って、俺の言うことを聞かなかった。
母さんは俺の夢を潰し、志望校を無理やり変えてしまった。
今でもあの時の事を思い出すと、腹立たしくて仕方がない。
昔から母親は完璧主義、というやつで、自分の意見を通そうとする癖がある。
塾やら家庭教師やら、勉強面に関しては特に。
俺はそれが嫌になって、高校入学前に髪を染め、家にも帰らず、ケンカに明け暮れた日々が増えた。

