「なんか、なんとなく、屋上に来て、そしたら佳奈ちゃんがフェンスにまたがってて
あたしは我に返って、佳奈ちゃんを助けてた、あたし……。」





宮北さんの肩が、足が、小刻みに揺れている。






「ありがとう助けてくれて。宮北さん。」




「うん……………………。」