ふと入り口に目を向けると、ちょうどお客さんが入ってきたところだった。
そのお客さんを見て固まった。
桐生さんと咲さんだ……。
咲さんヘアセットしてない。
プライベートで桐生さんと食事に来てるんだ。
桐生さんと目が合い、何故か緊張した。
え……?
今確かに目が合ったのに、知らない顔をされた。
ううん、目が合った気がしただけで合ってなかったのかも。
胸が苦しい。
「莉乃ちゃん?」
「あ、ご、ごめんなさい、ボーっとしちゃって」
「気にしなくていいよ。 あれ? あそこに座ってるのって咲ちゃんだよね?」
「え?」
本当はもう知ってるのに、私は知らないふりをして小西さんの指す方に身体を捻り目を向けた。
そこには席に案内された咲さんと桐生さんが座っていた。
二人の横顔が綺麗に見える。
「本当だ! 咲さん髪の毛下ろしてるのによく気が付きましたね」
私は二人から直ぐに視線を外した。
お店で二人が一緒にいるところを見るのも辛いのに、好きな人が自分以外の女の人とデートしてるところなんて見たくない。
そのお客さんを見て固まった。
桐生さんと咲さんだ……。
咲さんヘアセットしてない。
プライベートで桐生さんと食事に来てるんだ。
桐生さんと目が合い、何故か緊張した。
え……?
今確かに目が合ったのに、知らない顔をされた。
ううん、目が合った気がしただけで合ってなかったのかも。
胸が苦しい。
「莉乃ちゃん?」
「あ、ご、ごめんなさい、ボーっとしちゃって」
「気にしなくていいよ。 あれ? あそこに座ってるのって咲ちゃんだよね?」
「え?」
本当はもう知ってるのに、私は知らないふりをして小西さんの指す方に身体を捻り目を向けた。
そこには席に案内された咲さんと桐生さんが座っていた。
二人の横顔が綺麗に見える。
「本当だ! 咲さん髪の毛下ろしてるのによく気が付きましたね」
私は二人から直ぐに視線を外した。
お店で二人が一緒にいるところを見るのも辛いのに、好きな人が自分以外の女の人とデートしてるところなんて見たくない。


