スイーツ×デイズ

「葉琉くんだけじゃなく、英琉くんとも仲がいいのね」


「う、うん」


ボクが動揺しながら返事をすると、彼女は会釈をし、通り過ぎて行った。


「彼女のこと、知ってるの?」


と、エルに尋ねた。


同じ学校の葉琉の方の佐鳴を知っているのなら解るけれど。


「ああ、同じ中学だったんだ」


「そうか」


だから彼女は、この梅木駅で降りたんだ。毎朝ここから乗車していたんだな。


ということは、佐鳴もあの彼女のことを知ってるわけなんだな。


なんだ、話、早いじゃないか。