スイーツ×デイズ

「バカだなー。名前聞くとか、何か話すか、すればよかったのに」


学校へ着くなり、佐鳴はボクの英語の宿題ノートを写しながら言った。


「だけど、ボクの顔も見てもらえたし、笑顔も見られたし、ボクもう死んでもいい」


「女々しいな、オマエ」


「何とでも言え。今日はタダで宿題写させてやる」


「やった。……俺も一役かおうか? 顔とクラス解ってるんなら、名前聞いてくるくらいするよ」